不動産売却、何も知らずに売却するのは無謀です
家、土地を売るという事は長い人生の中でも数多くあることではなく特別な事です。不動産を売るときには大きいお金が動くことになるので、慎重に行う必要があります。でも不動産のプロじゃないから知識を持っていないのは当然、不動産業者に何もかも任せた方がいいと思っている人も少なくないようです。
しかし不動産業者も自分たちに有利な方向で売却を進めていきたいと考えるため、家を売る売主として、基本的な知識を得ておくことは必要不可欠になります。不動産を売却するとき、最低限もっておくべき知識とは何か、しっかり理解しておくべきです。
物件を売却する場合に理解しておきたいポイントとは
物件を売却する時には不動産会社などを利用することが多いのですが、その際、1つの不動産業者だけではなく、複数社に見積もりしてもらいます。その時に理解しておきたいのが、自分が売る物件の相場です。これについてはインターネットなどで同じ様な物件がどのくらいの金額で売られているか、リサーチしておくことで理解できます。
複数社に見積もりを依頼し、その中で最も高い見積金額を出してくれた所に売却することがもっとものぞまれる売り方です。ただ仲介手数料もとられたくないという場合には、自分で買い手を見つけるという方法もあります。不動産業者に仲介してもらい買い手を見つけるのではなく、不動産業者そのものに購入してもらうということもできるので、どの方法がいいか考えて売却する方が安心です。
物件の価値が高い、これは高い値で売れると不動産業者の方が判断してくれたら、不動産業者が買い取りたいと思う事も多いといいます。売却金額は非常に幅広く、数百万という金額の違いが出てくることもあるようです。そのため、1社だけではなく数社に見積依頼をすべきといわれています。
不動産業者が見積するために家を見に来ますが、この時、「普段のまま」では高値が付かない事もあるようです。見学に来る前に、きれいに清掃し、生活が感じられるモノを見えない様にしておくといい印象になります。とくにキッチンにお鍋をそのままにしておいたり、子供のおもちゃ等があると生活している感じが色濃く出てしまうので、シンプルに美しくしておくことがポイントです。
土地の権利についても考えておきましょう
不動産の売却と切っても切れない関係にあるのが、土地の権利でしょう。住宅や物件が建てられる土地は、所有者と借りた土地に自己所有の建物を建てられる権利（借地権）が別であることも多く、物件と同様に売買の対象となることもしばしばです。
こちらは、不動産のように清掃をして印象をよくするようなことができないため、個人で価値を高めることが難しいでしょう。ですが、第三者に譲渡をしたり不動産会社に売買を依頼したり、売却方法が複数存在する点は留意しておきましょう。不動産会社によっては、権利の売却方法を相談することも可能であるため、必要に応じて利用するのも手です。
契約の際にも注意点がある
売却価格、仲介手数料以外にも諸費用をとられることがあるので、売買契約書などの内容を隅から隅まで読み、これは？と思う疑問点があれば不動産業者に確認します。契約書は、仲介を依頼された業者と売主で必ず交わすことが必要な書類です。しっかりと内容を把握し、わからないこと、曖昧な点が無いようにしておくことが必要になります。
一度納得してお互いに結んだ契約は、簡単に解除できないため、お互いが納得できる契約書の内容にすることがもとめられます。そのため、売る前に、白アリなどの被害がないか、買い手がクレームをつけてくるような箇所がないか？なども確認が必要です。もしも売却の契約後、このような不具合が見つかった場合、瑕疵担保が発生するため、瑕疵担保についてもしっかりと内容を決めておくことが必要となります。
